新潟県長岡市の新潟洗機工業(株)では各工業界やプラント関連設備の酸洗、工業洗浄やフラッシング、精密部品の脱脂洗浄から製缶品の化学洗浄などを行っています。

精密脱脂洗浄
Degreasing precicion

精密脱脂洗浄

切削物等の加工部品・プレス品・絞り品等に付着した加工油を炭化水素系の溶剤を使用し全自動で脱脂洗浄いたします。上下揺動・回転・超音波(キャビテーション)により充分な洗浄効果が得られます。
また、炭化水素系の溶剤はISOの基準にも適応しており規制の対象外となっております。

脱脂洗浄対象物

切削物等の加工部品・プレス品・絞り品等の金属加工部品

脱脂洗浄の現状

1995年にフロン・エタンが全廃になったのはご承知の事と思います。そこで代替洗浄剤として、塩素系洗浄剤がエタンに替わりました。しかし塩素系洗浄剤は、昨今の新聞記事などや環境問題、ISO14000などで規制が強化され、使用制限・全廃が再び進んでいます。

今でも「トリクレン・塩化メチレン」を使用していませんか?

地下汚染問題、「水質汚濁法」・「大気汚染防止法」・「労働安全法」等規制はますます厳しくなってきています。また、大手企業のISOの取得も関係してきます。

炭化水素系洗浄剤

炭化水素系洗浄剤は、可燃性溶剤で引火点があるため、洗浄設備が安全増防爆仕様になります。しかし、洗浄から乾燥まで1液洗浄が可能であり、塩素系と同様に蒸留再生や蒸気洗浄が可能です。そのため、水系・準水系とは異なり排水の問題も無く、リンスに水を使用しないので錆発生の問題も無くなります。そして、炭化水素系溶剤の蒸発潜熱(cal/g)は約70~80と小さいため乾燥時間も短くなります。

当社の使用している炭化水素系洗浄剤は、洗浄性能もエタン並になっています。また、加工油中の炭化水素系の洗浄性を悪くする硫黄分や、塩素パラフィンなどを除去する「溶剤劣化防止脱酸剤」も使用しています。これにより、洗浄液をよい状態に保ちます。

洗浄装置

当社の洗浄装置は、物理力による洗浄性、沸点から考えた乾燥性を併せ持ち、物理力では揺動・回転・超音波があり、3つの力がセレクトできるタイプです。また乾燥性では減圧乾燥が優れているため、蒸気仕上げ洗浄からの減圧乾燥を行っています。減圧で、洗浄・乾燥の良い点は、止まり穴・液溜り等の問題で乾燥しきれなかった今までの洗浄方法とは違い、減圧下のため沸点が下がりすばやく乾燥します。温風では、風の当たるところしか乾かないのが現状です。

すべての炭化水素系には引火点があります。
(一部では、水やアルカリ剤を混ぜて引火点を無くしてるものもあるが、洗浄性・乾燥性が悪い)
そこで安全性に関しては、熱源にはスチーム加熱を行い、乾燥面でも窒素で減圧解除しているので問題ありません。駆動系統もエアシリンダー等で設計してありますので、電気駆動の漏電などでスパークする事もありません。

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  • 洗浄品質を確認していただくため、サンプル洗浄試験(無料)を実施しております。


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